2016年11月19日土曜日

日本人が出会いを求める機会、ネットや婚活支援サービスの利用低く

内閣府は、2015年度の国際意識調査の結果をまとめた。この調査は、内閣府が少子化対策の一環として5年ごとに実施。日本、フランス、スウェーデン、イギリスの4カ国の20~49才までの男女を対象として結婚観など個別面接形式で調査している。

内閣府「平成27年度少子化社会に関する国際意識調査報告書【全体版】(PDF形式)」
「交際相手との出会いを求めるとしたら、どんな機会があるとよいと思うか」複数回答で聞いたところ、日本では、以下のような結果となった。

・友人に紹介を頼む(58.0%)
・趣味のサークルに入る(39.1%)
・職場の同僚や先輩に紹介を頼む(38.1%)
・合コンやパーティーに行く(30.8%)
・資格取得やスキルアップのための学校に通う(14.6%)
・婚活サイトなどのインターネットサイトやSNSを利用する(7.0%)
・交際相手を紹介してくれる結婚支援サービスを利用する(有料・無料を問わない)(4.5%)
・親や親戚に紹介を頼む(4.5%)

「友人に紹介を頼む」は各国ともに1位。友人の紹介は、出会いが生まれる世界共通のきっかけのようだ。

日本人は、「婚活サイトなどのインターネットサイトやSNSを利用する」の割合が他国にくらべて圧倒的に低い(フランス24.5%・スウェーデン48.9%・イギリス30.3%)。日本人は、ネットよりもリアルな友人や職場のつながりに出会いを求める傾向がある。ネットの利用はまだまだだ。婚活ビジネスの立場で見ると、日本でのネットによる婚活サービスはまだまだ伸びしろがあるのかもしれない。

「交際相手を紹介してくれる結婚支援サービスを利用する(有料・無料を問わない)」は4.5%。各国数字はフランス2.1%・スウェーデン1.7%・イギリス7.7%。日本も他国も、結婚情報サービス・結婚相談所の類いのサービスのニーズはそれほどない。

上記データは、国際比較とは関係なく、日本人が求める出会いのきっかけを再認識できる。
サークル活動、合コン、パーティー、資格取得やスキルアップ目的のスクーリング、は出会いのきっかけとしても求められている。

【参考資料】平成27年度少子化社会に関する国際意識調査報告書【全体版】(PDF形式) - 少子化対策:政策統括官(共生社会政策担当) - 内閣府http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/h27/zentai-pdf/index.html )

【参考資料】「くらべて.com」婚活パーティーTOPhttp://www.kurabete.com/index_deai.html )
【参考資料】「くらべて.com」社会人サークルTOPhttp://www.kurabete.com/index_2shot.html )