2011年6月29日水曜日

NTTドコモ、夏モデルに「テザリング機能」。パソコンやネット接続環境が変わる

5月中旬、ドコモが夏モデルのスマートフォン9機種を発表した。注目は、9機種のうち7機種に標準搭載の「テザリング機能」。これまで携帯各社が、あえて対応しなかった機能を搭載することにより、パソコンやネット接続環境が大きく変わる可能性が出ている。

「テザリング機能」は、簡単に言うと、スマートフォンをインターネットの中継器とする機能。一般に、複数台のパソコンをネットに接続する場合、電話や光回線の先にルーターと呼ばれる機器を取り付けて、ルーターをインターネットの接続口としていると思うが、そのルーターの代わりをスマートフォンがしてしまうイメージ。携帯電話の回線を携帯電話以外のデジタル機器でも利用してしまうことから、これまでは携帯各社は、あえて対応してこなかった。

「テザリング機能」によって、何が変わるか…
まず、確実に言えるのは、スマートフォン普及の加速。そして、タブレットPCなどの小型パソコンの普及の加速。あらゆるものが無線でネット接続しやすくなるので、これまで予想もしなかったものまでがネット対応してくるはず。「ドラゴンボール」に出てくるスカウターのようなものも(婚活に使うなら、レンズ越しに年齢や年収や学歴・経歴などが表示されるのカナ)案外登場早いのかもしれない。

2011年6月22日水曜日

携帯簡易メールの4社相互接続、7月13日からスタート

1年以上前に、このブログでも記事にした記憶があるが、一般に、「ショートメール」等と呼ばれる携帯各社の簡易メール(=ショートメッセージサービス・SMS)が携帯4社で7月13日より相互接続する。

相互接続するのは、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス。

これまで、異なる携帯会社間のショートメール送信はできなかったが相互接続以降は、メールアドレスが分からなくても、携帯電話番号さえ分かればショートメールを送ることができるようになる。

2011年6月17日金曜日

スマートフォンを経由した通販が急拡大。見過ごせなくなりつつあるスマホ対応

インターネット通販市場でスマートフォン経由の販売が急拡大している。日経新聞によると、専用画面を用意しているヤフーでは、「3月以降、ネット通販全体に占める比率が1割に達し」ているとのこと。

ヤフー以外にも、通販分野では、スマートフォン専用サイトやスマートフォンで利用できるアプリを用意するメーカーや小売りが続々と増えている。マッチング事業者の中にも、大手を中心に、スマートフォン専用サイトやアプリを提供しはじめたところがちらほら。

今後、ITビジネス以外でも、サービスや告知のスマートフォン対応が見過ごせなくなる可能性がある。

2011年6月15日水曜日

内閣府、結婚・婚活に関係する興味深いデータを調査結果を発表

5月11日、内閣府は「結婚・家族形成に関する調査」の結果を公表した。
公表されたデータから、マッチングビジネスに関わる事業者なら知っておいて損はないものをザックリまとめて箇条書きでご紹介する。(項目の一部、調査結果[概要版]の丸写しの引用)
インターネットで20~30代の未婚男女と結婚3年以内の男女、計1万人の調査結果。

未婚者の約6割は、今、交際相手がいない。
性別・年齢問わず、正規雇用のほうが非正規雇用より「既婚」「恋人あり」の合計が高い。女性より男性のほうが顕著。
男性の既婚率は、年収300万円未満が8~9%で最も低く年収300万円以上になると25~40%となることから、大きな開きがある。つまり、年収300万円未満の男性は結婚していない・結婚できない現状がある。
異性と交際する上での不安は、「自分に魅力がないのではないか」(47.5%)、「出会いの場所がわからない」(42.0%)で高い。
将来結婚したい人は86.0%。結婚しない理由は「適当な相手にめぐり合わない」

2011年6月8日水曜日

関東でも早くも梅雨。観測史上2番目に早い梅雨入り

今年の梅雨入りは早い。
気象庁の速報によると、近畿の梅雨入りは5月26日頃。平年より12日早く昨年より18日早い。関東もすでに梅雨入りしており5月27日頃。近畿ほぼ同様、平年より12日早く昨年より17日早い。関東甲信地方の梅雨入りの早さは、観測史上2番目。

例年、梅雨明けは近畿・関東で7月21日頃。これから1ヶ月強、天気に気を遣うシーズンになりそうだ。

ただ、暑さを和らげる適度な降雨は、節電により輪番停電回避につながるので、むしろ今年の関東に限り歓迎できる出来事かもしれない。

2011年6月1日水曜日

ぴあ[首都圏版]休刊。イベントを告知する紙媒体がまた1つなくなる

昨年6月に「ぴあ[中部版]」、10月に「ぴあ[関西版]」が休刊になっていたが、7月21日売号をもって「ぴあ[首都圏版]」も休刊。エンターテイメント情報誌として、またチケット等のビジネスに大きな影響を与えた雑誌「ぴあ」がなくなる。

婚活パーティーなどイベントを告知する紙媒体がまた1つなくなる。「ホットペッパー」からイベント告知ページがなくなって久しいが、これで首都圏では、数万部単位で発行しておりイベント告知のある紙媒体は「じゃらん」の他は地域密着のフリーペーパーだけになった。

最近の「ぴあ」発行部数は6万部ほど。「関東じゃらん」にしても昨年実績で14万部ほど。雑誌のメディアパワーはどんどん落ちている。そもそも紙媒体は、広告料金を考えると、イベントを告知して参加者を募るには、費用対効果の劣るメディアと言える。イベント告知が、デジタル媒体へシフトしていくのは必然の流れだろう。

では、「ぴあ」「じゃらん」の読者層は、どうしたメディアに流れているかと言うと…この話題は次回以降で。