2011年8月24日水曜日

30~34才の男性、2人に1人が独身。30~34才の女性、3人に1人が独身。

統計局が6月29日公表した国勢調査速報値によると、30~34才の男性の未婚の割合は46.5%。ほぼ2人に1人が独身という割合。同じく、30~34才の女性の未婚の割合は33.3%。3人に1人が独身という結果。

今から20年前の平成2年の調査結果では、30~34才の男性の未婚の割合は32.8%。同じく、30~34才の女性の未婚の割合は13.9%。最近の男性・女性の高い未婚率がよく分かる。男性は絶対的な数値が高く、女性はここ20年で未婚の割合が大きく変化しているのに驚く。

なお、未婚率の変化を性別と年齢別に記載すると以下。(国勢調査 抽出速報集計結果<平成23年6月29日公表>より抜粋)

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     <男性><女性>
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15~19才 99.7% 99.4%
20~24才 94.2  89.6
25~29才 71.1  59.9
30~34才 46.5  33.3
35~39才 34.6  22.4
40~44才 27.9  16.6
45~49才 21.5  11.7
50~54才 17.2   7.8
55~59才 13.6   6.2

2011年8月17日水曜日

暑さ・節電特需到来。そして、早くも過ぎ去る。

この夏、この定例配信ニュースメールでも言及し、事前に予想されたとおり暑さ対策や節電対策の消費による特需が訪れた。
百貨店やスーパー、家電量販店などの小売りでは、日傘・涼感グッズ・扇風機・LED電気・クールビズ衣料などが売上を伸ばした。

しかし、8月に入り、暑さも峠を越し電力不足の心配も和らいだことが影響したのか、その特需も失速。売上の伸びは鈍化しているようだ。

この定例配信ニュースメールをご覧いただいているイベント事業者の皆様には、暑さ・節電特需があっただろうか。都内の異業種交流パーティーやネットのコミュニティでは、会場をビアガーデンとするイベントがいくつか開催されていたようだ。反面、バーベキューやクルージング等のイベントは例年にくらべると開催数は少ないようではあった。

イベント事業者はどうだか分からないが、ビジネス界では、もう今年の冬に来るであろう「寒さ・節電」「ウォームビズ」に目が向けられている。
ちょっと早いが、今夏のイベント傾向を参考に、今冬のイベント内容を検討してみてはどうか。「暖かく」て「リーズナブル」なイベントがウケそうな気配はある。

2011年8月3日水曜日

<新カテゴリ:新規事業考>単身世帯マーケットを狙え

イベントや婚活のマーケット、理屈的には男女の出会いも含めて、出会いを創出するビジネスはなくならないはずですが、実際問題、微妙な情勢。
旧来式の出会いパーティーや結婚相談所などのサービスは、正直、どんどん厳しくなっていくのではないかと予想します。

男性も女性もサービスに対する目がシビアになり、財布の紐も固い。独身ではなおさら。

一方で、上の別記事で言及したように、独身者、つまり独身世帯数はどんどん増えています。イベント消費、婚活消費というビジネス分野に限ると縮小している印象のマーケットも、単身世帯マーケットというライフスタイルで見れば成長マーケットとなります。そして、イベント事業者は、その単身世帯マーケットにダイレクトにアプローチできる非常に有利なポジションにいることになります。

業界も事業規模もまったく違いますが、単身世帯マーケットを攻略して、成功を収めている商品ジャンルがあります。ご存じ、いわゆる白物家電です。成熟産業で成長余地も乏しいと思われた洗濯機・冷蔵庫・電子レンジなどの、白物家電は、高級製品を中心に最近、大きく売上を伸ばしているそうです。勝因は、独身アラサー・アラフォーを狙ったこと。増える単身世帯を狙い、アラサー・アラフォーの強い家事へのこだわりを見抜いてプチドラム洗濯機やヘルシオなどこだわりの高級製品を投入。多くのヒット商品が出ています。

昔からあるお馴染みの白物家電がブレイク。なんとなく、イベントと通じるものを感じたので記事にしてみました。イベント事業者や婚活事業者が、新規事業や新規企画を考えるときに「単身世帯マーケット」というマーケットのとらえ方は、何か役に立ちそうです。企画のヒントになれば幸いです。