2011年3月23日水曜日

NPO法人の認証取消急増

各都道府県により、法人認証を取り消される特定非営利活動法人(NPO法人)が増えている。

NPO法人の認証数は、2004年1月31日現在【15,151】から2010年1月31日現在【39,214】と倍増しているが、認証を取り消された数は2004年の10法人から2010年の184法人と10倍増以上。認証取消が急増している。

設立当初に申請だけして、事業報告書や決算書類などの書類を何年も続けて提出しない、ずさんな運営のNPO団体が多いという。

NPO法人設立ブームのときに、マッチング業界でも、結婚相談所がNPO法人として相次いで設立されていた。その後、どうなったのだろうか。先に述べたような認証取消NPO法人に含まれていなければいいのだが。

2011年3月16日水曜日

先週に続いて、馴染みのあるブライダル業界を大ざっぱにまとめると…

景気トレンドに続いて、マッチング業界に馴染みのあるブライダル業界のトレンドを大ざっぱにレポートする。

結婚式場運営大手のベストブライダルの2010年12月期の連結決算では、純利益が37億円。7期連続で最高益を更新した。
テイクアンドキヴ・ニーズは、ハウスウェディングが得意な結婚式場運営大手のひとつ。今月から、ホテルでの婚礼事業にも参入する。

婚姻件数は減少する中で、結婚式場のオープンは増えている。同業のノバレーゼ、アニヴェルセルも、続々と開業する計画とのこと。

要するに、この業界、景気は悪くない。

ブライダルマーケットは、現在1兆5千億円ほどと言われている。
テーマパークや動物園・水族館等のレジャー施設の市場規模7000~8000億円の2倍の市場規模。しかし、レジャー産業における東京ディズニーランドのような圧倒的なシェアを誇るガリバー企業はなく大手4社を合わせても全体の約1割にとどまる。婚活パーティーや結婚情報サービス等のマッチング業界とプレイヤーの面からは似た構造をしている。

2011年3月12日土曜日

「半額」「ナンバー1」…不当表示による改善命令相次ぐ。

地震、すごかったですね。
まだ、余震が続いているので、くれぐれも慎重に行動してください。

さて、JR不通で事務所に閉じこめられた時間を使ってブログを更新します(泣)

グルーポンのおせち問題。
2月22日に消費者庁は、価格や食材を不当に表示したとして、販売業者に対して、改善を求める措置命令を出した。
また、サイトを運営するグルーポン・ジャパンに対しても再発防止を要請した。

2月4日には、比較する標準価格がないにも関わらず、新聞折り込みチラシに「半額」「4割引」などと不当に表示(標準価格で販売していた実績がなかった)していた高知県のスーパーが同庁によって措置命令を受けていた。

マッチング事業者のサービス告知においても、「半額」「ナンバー1」等の表示が、最近、目につくが、きちんと景品表示法に則って運用がされていなければ、痛いしっぺ返しを受けるので注意が必要だ。
消費者センター等に寄せられた苦情がもとで、消費者庁の調査が入り景品表示法による「措置命令」「警告」となれば大きな痛手。報道発表がなされ同庁のサイトを含めて記録として残ってしまう。そうなれば、事業者としての信用を大きく傷つけることになる。

グルーポンの問題でも、命令の対象が、グルーポンではなくて、事業者であることにも注目してもらいたい。例えばフリーペーパーで、根拠のないままに「ナンバー1」「半額」等の表示をしたら、問題が発覚したときには、基本的に、ペナルティを受けるのは、フリーペーパーではなく事業者だ。
そのため、景表法等をきちんと理解していない、フリーペーパーや勝手サイト、アフィリエイト広告等での景表法違反のおそれのある告知には十分に注意することが肝要となる。