2017年2月7日火曜日

婚姻に占める再婚、26.8%。4組に1組が再婚カップル

1月18日、厚生労働省は2016年の婚姻に関する人口動態統計特殊報告を公表した。
2009年以降、婚姻件数は概ね減少傾向となっているが、再婚件数(夫婦の一方または両方が再婚)ではほぼ横ばい。その結果、婚姻に占める再婚の割合が上昇。2015年は、婚姻の26.8%が再婚となった。
結婚の実に4組に1組が再婚カップルだ。

夫婦の初婚・再婚別の平均年齢は以下。

【全平均】   男性33.0歳・女性31.0歳
【夫妻共に初婚】男性30.6・女性29.0
【夫初婚・妻再婚】男性35.6・女性35.9
【夫再婚・妻初婚】男性39.1・女性33.0
【夫妻共に再婚】男性46.0・女性42.8

婚姻時の年齢では、夫妻共に再婚の場合を除くと、女性の年齢が29~33歳で比較的狭いのに対して、男性は30~39歳と約10歳の幅がある。

もう少し詳しく考えていく。(ここから弊社定例配信ニュースメールからの追加原稿)

2015年の婚姻関連の数字を厚労省数字で振り返ると、婚姻は63万5,156組。
離婚は22万6,215組。平均婚姻年齢は、男性33.0歳・女性31.0歳。

婚姻件数63万5,156組の内訳は、夫婦共に初婚は46万4,975組(73.2%)再婚は17万181組(26.8%)。
1年間で、63万組しか結婚していないのに、そのうちの17万組は再婚カップル。初婚同士のカップルは46万組、人数にして93万人だけだった。
なお、2015年の出生数は100万5,677人。2015年に生まれた人数(1学年・1年分)程度すら初婚同士のカップルはできなかったことになる。

今や、婚姻の4組に1組が再婚カップルの時代だ。

もしもこの記事を読むあなたが、婚願望がある方であったなら、これから結婚する相手は、バツ1・バツ2である可能性は十分にある。

婚姻の平均年齢の情報もあわせて考えると、結婚相手の現実的なターゲットが見えてくる。ポイントのひとつは、【夫初婚・妻再婚】の数字。男女の年齢が逆転していることだ。

20代女性(初婚)なら、30前後の未婚(バツなし・初婚)男性が狙い目だろうか。
20代女性(バツあり)なら、【夫初婚・妻再婚】の女性平均年齢35.9歳前後までになんとか相手を見つけたい。狙い目は、30代前半の男性だ。(20代よりも30代超えたあたりがチャンスのような気がする。)
30代女性は、初婚・バツありともに、前半ほどチャンスが多い。33歳前後がひとつの目標。遅くとも35歳までには相手を見つけたい。
男性も女性も40代になると同世代を狙ったほうが良さそうだ。