2010年9月15日水曜日

自身の収入のみで生活する若年労働者(15~34才)、わずか44%

9月2日、厚生労働省は2009年の働く若者の雇用実態調査を発表した。

発表によると、自身の収入のみで生活する若年労働者は、わずか44%。46.8%が、親など自身の以外の収入に頼り、8.6%が自身以外の収入のみで生活している(不明0.5%)。

報道によると、今春卒業したが、就職しない大学生は10万人超。大卒者の5人に1人は就職しない。

日本は、生活に余裕のない若者が増え続ける厳しい見通しがある。

2010年9月13日月曜日

ウェブ検索行動に大きな影響を与える可能性も。米グーグル、新機能「Google Instant」をリリース

9月8日、米グーグルは、新機能「Google Instant」をリリースした。

新機能は、google.com(Google.com in English)において既に提供が開始されており、米国以外の地域でも近日中に、順次提供される予定とのこと。

「Google Instant」は、キー入力よりも早くに検索結果を表示させる、機能だ。以前のグーグル検索は、検索窓にキーワードを入力して、検索ボタンをクリック。次の瞬間に、検索結果が画面に表示される。一方、「Google Instant」が搭載されたグーグル検索では、検索窓に何か文字を入力した瞬間からグーグルの検索結果表示は始まる。すでに入力されたキーから最終的なキーワードを予測して、検索候補を提示。第一候補の検索結果を画面に表示する。例えば、「nike」と打ち込もうと、「nik」と3文字入力すると、検索窓の直下には「nike」の候補が(その他の候補も「nike」の下に「nike shoes」や「nike shop」など、いくつか表示されている。)、そして、画面には「nike」と検索したときの検索結果がリアルタイムで表示される。

最近発売の電子辞書を触れたことがあるとイメージしやすいかもしれない。電子辞書では、キーを入力するたびにリアルタイムで検索結果スペースに辞書引きの見出し語が絞り込まれていく。「Google Instant」は体感的に、それと似ている。

この機能のどこが、ウェブ検索行動に大きな影響を与えるかを簡潔に解説したい。
すぐに予想される大きな変化は、検索結果の1ページ目の重要性が高まり2ページ目以降を見る人が少なくなること。例えば、上記の例で言うと、キー入力は「nik」だけ。その後、カーソルを上下に移動させる操作で、画面は、瞬時に検索キーワード「nike」単独や「nike shoes」「nike shop」などで検索したときの結果に切り替わる。関連キーワードの組み合わせでの検索結果1ページ目が、簡単な操作で瞬時に表示されるなら、ユーザーは、改めてキーワードを打ち直す行動はしなくなるだろう。ビッグキーワードでの2ヘージ目表示よりも、ニッチキーワードでの1ページ表示のほうが、アクセスは集めやすくなりそうだ。

その他、いろいろな細かい変化も予想されるが、今日はこのへんで。