2011年7月13日水曜日

グーグルの検索結果に異変あり

先週の記事と多少関連しているが、インターネットでのトレンドとして、別記事として、まとめるに値する重要な内容なので紹介する。

ここ最近、グーグルの検索サイトに変化が、検索結果に変動が見られるのに気づかれているだろうか。

以下のような変化が見られている。
●ツイッターなどソーシャル検索が強化
●(上記の後、そしてつい直近のこと)ツイッターが検索結果からなくなる
●iPhoneなどスマートフォン用の検索画面がリニューアル
●PC用の検索画面がリニューアル
●ショッピング検索がリニューアル
●グーグルのサービスにログインしている時とログアウトしている時で検索結果(順位)に違い。ログイン時はパーソナルな検索結果に
●グーグルインスタンス(キー入力を先読みして検索結果を表示)の本格導入
●音声・画像での検索

ツイッターの検索結果が強調されたり、逆に、表示されなくなったりというのは、グーグルとツイッターの契約上の問題なので除外するとしても、比較的、ここ最近、インターフェイスや検索結果順位など見た目の変化がころころと起きている。

パーティー系のビッグキーワードにおいて「くらべて.com」と弊社が広告企画を手がけている「お見合いパーティーに行こう!」では、順位にさほどの変化がなく安定しているが、事業者の検索結果は、それなりに変化が起きている。手前味噌で恐縮だが、一時期、乱立していたパーティー系ポータルサイトは、弊社が関連する2サイト以外ほとんど姿を消している。

楽しいこと比較サイト「くらべて.com」~カップリングパーティー
「お見合いパーティーに行こう!」

グーグルが目指す検索結果の方向性として、ソーシャル化(ソーシャルネットワークの活動を検索結果に反映させる)、パーソナライズ化(検索する人の嗜好にあった結果を提示する)、コーマース強化(購買に結びつく検索システムと検索結果を強化)にあるようだ。

最近、検索結果を見ていないマッチング事業さんは、久しぶりにチェックして見てはどうだろうか。意外に変化しているのに驚くかもしれない。

2011年7月6日水曜日

IT業界、ソーシャルが熱い。グーグルも新ソーシャルサービスをスタート

IT業界は、ソーシャルが熱い。
最近、このブログと定例配信ニュースメールでは、毎回、こうしたコメントをしているので、またか、という声も聞こえそうだが、今月もやはり、ソーシャルの記事を掲載する。

ソーシャルネットワークでここ1ヶ月の大きなニュースは以下。
●グーグルが新ソーシャルサービス「Google+」をスタート
●ヤフーのSNS「Yahoo!Days」サービス終了
●MySpaceが買収される
●Facebookが「チェックインクーポン」と呼ばれるリアル店舗が配布できるクーポンサービスをスタート
●リクルートが「チェックインクーポン」を使ってリアル店舗のクーポンサービスをスタート。提携店舗への十分な説明がなく問題に

特に注目すべきは、グーグルが新ソーシャルサービス「Google+」。
まだ、一般公開おらず限定会員のみ利用可能なサービスだが、SNS市場で独走するFacebookに対抗しうるサービスとの評判だ。
「Google+」の動向は、グーグルの検索結果にも、影響を与える見通しだけに、インターネットに関係する事業者であれば、注目しておいて損はない。

2011年7月5日火曜日

結婚情報サービス「ツヴァイ」3~5月の損益2700万円の赤字。ただし明るい兆しも。

結婚情報サービス「ツヴァイ」を運営する株式会社ツヴァイは、6月下旬に2011年3月~5月の第1四半期の決算短信を公表した。

昨年同時期の純利益2400万円のところ、赤字2700万円。売上は、昨年同時期9億3700万円のところ、8億6100万円。8%減。

ただし、明るい兆しもある。IR情報によると、震災の影響で前年度を大きく下回った3月の会員数は、ゴールデンウィーク後に急速に回復。結果的に、第1四半期の新規入会者数は、前年同時期よりも上回った、と報告をしている。

マスコミ報道によると、震災の影響で、結婚願望が高まっている、とのこと。
楽観的に考えると、今回の「ツヴァイ」新規入会者数の増加は、そうしたトレンドを反映してのことで、マッチング業界全体にとって明るい兆しと言える。
ただ、一方で、震災直前「ツヴァイ」にしても通期での会員数減少を決算発表していたように、結婚情報サービス全体において会員減少傾向が推測されていた。悲観的に考えると、今回の「ツヴァイ」新規入会者数の増加は、単なる3月、4月の入会予定者が5月入会にズレ込んだだけの可能性もある。
結婚情報サービスを含むマッチング業界全体として、今後の婚活消費の行方を見守る必要がある。