2012年1月25日水曜日

2011年の婚姻数67万組、戦後最少


厚生労働省による、2011年人口動態統計(年間推計)によると、婚姻数は67万組で戦後最少となる見通しだ。

東日本大震災をきっかけに結婚への意欲が高まっているとのマスコミ報道だが、実際には、前年比3万組の減少。結婚情報サービス各社が発表している資料請求件数増加・お問い合わせ件数増加といった情報に反して、実際の婚姻件数は増加していない。(ただし、婚姻届けは婚約してから数ヶ月から半年後となるケースが多い。今後、半年から1年程度に婚姻数増加の可能性もある。)

別の調査によると、独身志向の未婚者が増加傾向との報告も出ている。

意欲のある未婚男女をいかにマッチングさせるか、今よりもさらに、婚活パーティーや結婚情報サービスなどマッチング事業者に問われることになる。

2012年1月18日水曜日

「35歳すぎて結婚できる男は3%」記事がネットを走る


年末も年末。とある婚活系の記事が、Facebookやmixi、Twitterなど、SNSを横断して、インターネットを走った。当の記事は以下。

日刊SPA:【恐怖】35歳すぎて結婚できる男は3%

「2005年の調査では35~39歳の未婚率が30.9%であったのに対して5年後の40~44歳は27.9%。つまり、結婚できたのは3%しかいなかった」

実は、この記事は、事態を大げさに見せるためトリックが隠されているのだが(※話題にしている世代は、直前の年齢で多数の婚姻がなされており、わざと婚姻率が急激に低下した5年経過を取り上げて婚姻した確率の低さを強調している)、「3%」の数字の低さに注目が集まり話題をさらっていた。

困ったことに、この記事では、総括として、「その世代なら婚活などしても無駄」といった旨のコメントをしている。

マッチング事業者のもとには、利用者(既存会員)や見込み客から、そろそろ、こうした記事を引用したお問い合わせが寄せられる頃かもしれない。きちんとしたカウンターの回答を用意するためにも、こうしたインターネットでの出来事をチェックしておいたほうがいいだろう。