2015年7月27日月曜日

えっ、また新業界団体?結婚相手紹介サービス業の新業界団体「日本結婚相手紹介サービス協議会」発足

7月27日、結婚相手紹介サービス業の新業界団体が発足した。


【参考資料】JMIC 日本結婚相手紹介サービス協議会http://www.jmic.gr.jp/ )

名称は「日本結婚相手紹介サービス協議会(通称JMIC [ジェイミック])」。
理事長は、株式会社ツヴァイの代表取締役。
誠心、オーネット、ノッツェ、パートナーエージェント、IBJ、BIU、NNR、良縁ネット、茜会、マリックス、ゼクシィ縁結びカウンター、など結婚相手紹介サービス業を運営する事業者および連盟本部が加盟する。

注目は、会員構成。
かつて結婚相手紹介サービス業の業界団体や認証制度は、日本ライフデザインカウンセラー協会と結婚相手紹介サービス業認証機構など、複数存在しており、なかば対立の様相を呈していた。
今回発足した新業界団体には、かつての業界団体の垣根を越えた企業が加盟している。
また、新たに婚活事業に参入したリクルートグループも加盟企業一覧に名を連ねていることも注目だ。

新団体設立は、5月に発足した婚活業界団体「一般社団法人 結婚・婚活応援プロジェクト」発足と無関係ではないだろう。
ツヴァイを中心とした結婚相手紹介サービス事業者が、新興事業者を牽制する動きにも見える。

【参考資料】新たな婚活業界団体設立。「一般社団法人 結婚・婚活応援プロジェクト」http://kurabete.blogspot.jp/2015/07/blog-post.html )

婚活業界団体の今後の展開を、このブログでも、追いかけていく。

2015年7月17日金曜日

婚活事業者として、東証1部上場企業誕生!業界唯一

7月17日、株式会社IBJが東証1部へ市場を変更した。婚活事業者として、唯一の東証1部上場企業となった。


【参考資料】東京証券取引所 市場第一部銘柄に指定されました。|インフォメーション|婚活はIBJhttp://www.ibjapan.jp/information/2015/07/post-112.html )

2000年創業のIBJは、2012年12月6日、JASDAQに上場。2014年12月10日、JASDAQから東証2部へ上場市場を変更。2部上場から1年足らずで1部上場とした。

1部への上場は、厳しい審査基準が設けられている。また、審査基準を満たしていれば自動的に昇格するものではなく、企業が1部上場の意思決定をする必要がある。
今回の1部上場変更により、厳しい審査基準をクリアしたことによる社会的信用度が上がったのはもちろんだが、マーケットに対して事業拡大路線を明示したことになる。


 婚活業界、上場3社の軌跡を比較

IBJ、東証一部上場までの軌跡

2000年 創業
2012年 JASDAQ上場
2014年 東証二部へ市場変更
2015年 東証一部へ市場変更

ツヴァイとの比較

1984年 株式会社ツヴァイ設立
2004年 JASDAQ上場
2007年 東証二部上場

リンクバルとの比較

2011年 株式会社リンクバル設立
2015年 マザーズ上場

今、○○系の婚活パーティーが激安!2015年、婚活パーティーの価格破壊が起きている!

2015年、婚活パーティーの価格破壊が起きている!

ほんの数ヶ月前、婚活パーティー参加費は、男性5,000~6,000円・女性0(無料)~1,000円ほどが当たり前だった。
今、婚活パーティー参加費に明らかな変化が見られる。
ちょっとした知識があれば、うまく選んで、男性は半値で参加できる。女性も従来どおりの金額で参加できる。

その、「ちょっとした知識」を、教える。


 「くらべて.com」婚活パーティーのカテゴリで、婚活パーティーの価格比較!

「くらべて.com」婚活パーティーのカテゴリで、婚活パーティーの価格比較をしてみた。
婚活パーティーブランドごとの違いが分かるように、条件を統一して価格比較している。
一覧は、すべて7月24日(金)銀座会場(各社自社会場)でのイベントの概要と男性参加費・女性参加費だ。

【参考資料】「くらべて.com」の「2015年、婚活パーティーの価格比較」http://www.kurabete.com/deai/compare/comp_party_2015entryfee.html )


 結論。結婚相談所系の婚活パーティー男性価格が激安!

価格比較において、「クラブチャティオ」と「おとコン」の参加費に注目して欲しい。

「クラブチャティオ」は、男性3,000円・女性1,000円。
「おとコン」は、男性3,000円・女性2,000円。

他の婚活パーティーと比べて、男性参加費が半額程度。安い。

「クラブチャティオ」と「おとコン」は、いずれも結婚情報サービス・結婚相談所の婚活パーティー。
「クラブチャティオ」は、結婚相談所「ツヴァイ」をメインサービスとするツヴァイが運営。
「おとコン」は、結婚相談所「パートナーエージェント」をメインサービスとするパートナーエージェントが運営。

そう、結婚相談所系の婚活パーティー男性参加費が激安なのだ。

下は、「クラブチャティオ」TOPページに並ぶパーティー概要。男性参加費2,500~3,500円の婚活パーティーが多数。


下は、「おとコン」TOPページに並ぶパーティー概要。男性参加費2,000円~3,500円の婚活パーティーが多数。



 女性参加費は、どちらかというと、値上がり。安く参加するなら老舗婚活パーティー事業者の従来型パーティー

価格比較の一覧を見ると、女性参加費は、どちらかというと、値上がりしているのが分かる。

もともと、婚活パーティーは、男性5,000~6,000円・女性0(無料)~1,000円ほど。
婚活パーティーは、いかに男性を集めて利益を上げるかというビジネスモデルだった。

今は、女性参加費2,000~3,000円の婚活パーティーはざら。
男性エグゼクティブや男性自衛官、男性公務員などの条件がつくイベントであればさらに高くなる。

女性が安く、婚活パーティーに参加しようとする場合、以前どおりの安い参加費を設定している老舗婚活パーティー事業者の従来型パーティーを選ぶのがいい。男性の真逆の理屈だ。


 結婚相談所系事業者の婚活パーティー安さの秘密。婚活パーティーを結婚情報サービスのフロントエンドに?

結婚相談所系事業者の婚活パーティー参加費に変化がみられる。

上記のように、結婚相談所系事業者の中には、自社会場を使ったレギュラーパーティー参加費を大幅に下げるところが出ている。

全体的にリーズナブルとなった印象だ。
実際には、男性料金を大幅に下げもともと安い価格設定の女性料金は、据え置き程度のところが多い。

一時のブームで終わるかもしれないとはいえ、結婚相談所系事業者が、イベント自体の利益を捨てて、婚活パーティーを結婚情報サービスのフロントエンド(客前商品)として利用しはじめたとの見方もある。
 
一方、結婚情報サービス・結婚相談所も価格破壊が起こりつつある。
大手メディアの婚活事業参入の影響やマッチングアプリの台頭等により、婚活サービス全体が変化しようとしている。

2015年7月11日土曜日

マイナビ、婚活事業に本格参入?異業種交流会の運営を任せたのは意外なところ

「マイナビ」が異業種交流会など婚活イベント事業をスタートさせた。


【参考資料】マイナビ婚活イベントWEBhttp://event.konkatsu.mynavi.jp/ )

マイナビは、求人や賃貸、ブライダルなど大手情報サービスのひとつ。
ヤフー、リクルートなど大手メディアが婚活事業に本格参入する動きがあるが、マイナビも続く。



 マイナビ婚活、異業種交流会を開催。運営を任せるのは異業種交流会「ミッドブルー」

6月27日より、異業種交流会を開催する。

異業種交流会「ミッドブルー」と提携。異業種交流形式のパーティー運営は、ミッドブルーとのコラボでおこなうようだ。

大手メディア、ヤフーとリクルートの婚活事業への取り組みが本格化する中、マイナビは、婚活カテゴリ「マイナビ 婚活」のイベントページを作って婚活事業を拡大する。


 マイナビ婚活、異業種交流会の次は「街コン」「婚活パーティー」?「結婚相談所」?

現在のイベントページはプレリリース。
イベントジャンルも異業種交流会しかない(下画面参照・カテゴリ一覧に「異業種交流会」しかない)。他形式のイベントも開催するのは間違いない。



現在開催中のイベントジャンルをあえて、「異業種交流会」としているところも注目される。「街コン」「婚活パーティー」は別サービスとして出てくるのか。

また、パーティーなどの婚活イベントだけでなく、結婚情報サービスなど、その他の婚活サービスの提供が予想される。
下の画像は、今回プレリリースした、マイナビ婚活のイベントページURLをアップにしたもの。
イベントページのドメインは、「event.konkatsu.mynavi.jp」。ドメインだけとっても、event以外の婚活カテゴリを作る気マンマンだ。


最近、マイナビニュースは、結婚情報サービス「サンマリエ」との婚活イベントをコラボ開催している。提携候補の筆頭として挙げられるだろう。

2015年7月8日水曜日

新たな婚活業界団体設立。「一般社団法人 結婚・婚活応援プロジェクト」

メルマガ向け(2015年6月配信号)の記事を少し遅れて公開する。


 新たな婚活業界団体設立

5月21日、婚活業界団体「一般社団法人 結婚・婚活応援プロジェクト」の設立が発表された。


【参考資料】結婚・婚活応援プロジェクトhttp://kekkon-konkatsu.jp/ )

代表理事は、日本創成会議座長・元総務大臣の増田寛也。
専務理事に株式会社リクルートマーケティングパートナーズ執行役員、理事に株式会社オーネット代表取締役社長、監事に株式会社パートナーエージェント代表取締役。

その他、同社団法人の主な参加事業者として以下が発表された。
株式会社IBJ
株式会社エウレカ
株式会社シャン・クレール
株式会社ツヴァイ、一般社団法人日本街コン協会
株式会社ネットマーケティング、プライムマリッジ株式会社



 設立にリクルートグループの強い影響力

2013年11月発足の「婚活・街コン推進議員連盟」との連携も表明している。
リクルートグループと街コンで提携関係のある日本街コン協会、婚活パーティーで提携関係のあるシャン・クルールが主な参加事業者に名を連ねていることが注目される。
リクルートグループ主導で、結婚情報サービス、婚活パーティー、街コン、マッチングアプリまでを包括する新業界団体を作った格好だ。


 7月8日現在、Facebookページの記事投稿は2件のみ

サイトと一緒に公開されたFacebookページはほとんど更新されていない。

7月8日現在、Facebookページの記事投稿は、設立の記事と「第3回 婚活・街コン推進議員連盟総会」の記事の2件のみ。
一般社団法人 結婚・婚活応援プロジェクトは、婚活中の男女や事業者、関係者のために情報配信をしていく組織ではないようだ。

【参考資料】Facebookページ「一般社団法人 結婚・婚活応援プロジェクト」https://www.facebook.com/kekkon.konkatsu )

2015年7月7日火曜日

百貨店で結婚相談所を紹介。保険ショップ(相乗り保険店舗)の結婚相談所版あらわる

6月29日、大丸松坂屋百貨店は、ブライダルサロンで結婚相談所を無料で紹介するサービス開始を発表した。
保険ショップ(相乗り保険店舗)の結婚相談所版のように、複数事業者の結婚相談所サービスを取り扱い、お客様にあったプランをおすすめする。

ブライダルサロンのある大丸松坂屋百貨店11F

【参考資料】11F 催事場/ギフト・商品券/ゴルフウェア・用品/アウトドア [フロアガイド] 【大丸東京店】http://www.daimaru.co.jp/tokyo/floor/11f.html )

7月1日から大丸東京店でスタート。心斎橋、梅田、京都、神戸の各店舗のブライダルサロンでも同サービスをスタートする予定。

「マル適マーク」を持つ結婚相談所だけを紹介するとして、発表時点では楽天オーネット、マリックス、プライムマリッジの結婚相談所サービスを取り扱う。その他、すでに数社と契約を進めており、紹介先は拡大するそうだ。

大手メディアが結婚相談所サービスの独自サロンや提携サロンを広げようとする中で、新たな動きとして注目される。