2010年12月5日日曜日

ツイ割やクーポン共同購入など、ネットのクチコミを使った集客が広がる

「ツイ割」「グルーポン」「ポンパレ」「Piku」。これらの言葉を知っているだろうか。マッチング業界のイベント事業者で、すべて知っていれば、かなりの情報通・新しいモノ好きだ。

<解答>
「ツイ割」…特定サービス名を指すこともあるが、ツイッターを使った割引サービスの総称とするのがふつう。

「グルーポン」「ポンパレ」「Piku」…これらすべてクーポン共同購入サービス。代表格の3サービス。規定人数に達すると破格の割引が適用される。特売情報はクチコミで広がる。

飲食店や小売店、サロンやジムなどの店舗集客において、ネットのクチコミを使った方法が急激に広がっている。報道によると、クーポン共同購入サービスだけでも、日本国内で、すでに100以上もあるそうだ。

こうしたサービスによる割引情報や割引特典だけでなく、ツイッターやFacebook・mixiの「いいね」「チェック」ボタンの普及が拍車をかけて、ものすごい勢いでクチコミの伝播速度と伝播量が上がっている。

パーティーや会員登録など、集客が要のマッチング業界のサービスおいてツイ割やクーポン共同購入などの導入を検討するというよりも、こうした、ネットのクチコミを使った集客のトレンドをしっかりと捉えておくことが大切だろう。

株式会社くらべてドットコムでは、Facebookのファンページ制作やツイッターを使った情報配信など、ビジネスをスタートさせております。企業のマーケティング担当者を集めた勉強会も随時実施しております。ご興味のある企業様はお問い合わせください。

2010年11月7日日曜日

働いている30歳未満の単身世帯、男性よりも女性のほうがリッチに

総務省が発表した2009年調査によると、ほぼマッチングビジネスのターゲットと重なる若年勤労単身世帯(勤労者世帯のうち30歳未満の単身世帯)の可処分所得は,男性が215,515円,女性が218,156円。調査開始以来、初めて男女の可処分所得が逆転した。

可処分所得とは、給与から税金などを引いた手取り収入のこと。要するに、働く独身20代は、男性よりも女性のほうが、使えるお金を多くもらっている、ということ。

マッチング業界において、最近、婚活パーティーも結婚情報サービスも女性よりも男性のほうが集客しにくくなっている。今回の調査結果でそういった傾向は、懐具合も影響していることが推測される。

2010年11月5日金曜日

Twitterの次は、Facebook。オンラインコミュニティに新たな兆し

去年の年末から今年はじめにかけて、日本でもブレイクしたミニブログのTwitter[ツイッター]。日本国内の利用者数は、1000万人を超えたと言われており、もはや一時のブームを超えて、社会人や学生が日常的に使うデジタルツールのひとつとして定着しつつある。

そんな日本でのTwitterブームの盛り上がりを彷彿とさせる新たなアメリカ発のデジタルツールFacebook[フェイスブック]が、今、日本で注目されつつある。

Facebook

Facebookは、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に分類されるサービス。ザックリ言うと、日本におけるmixiのようなもの。
セカンドライフのように、一時のブームで終わるのか、Twitterのようにツールとして定着するのかはまだ不明。ただ、全世界で5億人が参加するコミュニケーションサービスが、日本でにわかに注目されはじめたのは確かなこと。新たなコミュニケーションのプラットフォームとなる可能性があるのでマッチング事業者の方々も、是非とも、使ってみてはどうか。

なお、FacebookのユーザーネームやファンページのURLは、ドメインやmixiキーワードなどのように、Facebook内で同一のものは存在せず、ユニークな存在。早い者がちで登録できる。(ただし、Facebookに参加すれば、または、ファンページを作成すれば、すぐに登録・確定できるものではない。)御社サービスブランドのユーザーネームまたはファンページURLを早めにキープしておいてもいいだろう。

株式会社くらべてドットコムでは、ファンページの制作やコミュニティの運営等、Facebookを使ったマーケティングをサポートするビジネスをスタートさせております。企業のマーケティング担当者を集めた勉強会も随時実施しております。ご興味のある企業様はお問い合わせください。

2010年10月8日金曜日

婚姻数減少も、ブライダル業界はマーケット拡大の見通し

厚生労働省の人口動態統計によると、平成21年の婚姻件数は、70万件超。前年から1万8千件あまり減少している。

一方、ブライダル業界は、業界全体的に業績は悪くない。ノバレーゼやベストブライダルなど婚礼事業大手を中心に売上は前年同時期を上回るところが多い。

婚姻件数の減少が続くなかで、逆に、マーケットを拡大できているのは、ブライダル業界各社が顧客のニーズにきちんと対応できているからだ。地味・派手の二極化する志向をとらえ、ジミ婚のカップルには低価格のサービスを用意。ハデ婚のカップルには人気のハウスウェディングを中心とした高級感のあるサービスを提供して客単価を上げている。

厳しいビジネス環境が続く婚活パーティーや結婚情報サービスなどのマッチング業界。盛り上げるヒントはこんなところにもあるかもしれない。

2010年10月7日木曜日

エステ大手の「ラ・パルレ」倒産/ジー・コミュニケーション、「ジオス」「NOVA」売却

日本振興銀行破綻のあおりを受けて、エステ大手の「ラ・パルレ」が倒産した。
ラ・パルレは日本振興銀行がメーンバンクで資金調達が難しくなり、保有している振興銀の株式の損失も膨らんでいた。

同じく、振興銀破綻の影響で、経営不振の英会話学校「NOVA」と「ジオス」を買収したジー・コミュニケーションが、その英会話事業を売却した。

業界は違えども、マッチング事業者と同じく20代30代をターゲットとしたサービスを提供する事業者の動向としてチェックしておきたい。

2010年10月6日水曜日

年末の繁忙期を前に、パーティー事業者に「動き」アリ!

例年、9月~11月は、婚活パーティーや結婚情報サービスを提供するマッチング事業者にとって、年末の繁忙期に向けて、新規イベントや新規事業を企画・検討・実施する「動き」の多いシーズン。今年も、その例に違わず、パーティー事業者で注目の「動き」アリ。

関西地域を中心に婚活パーティーを提供する「恋工房」は、9月より銀座エリアに自社会場を構えてイベントをスタート。関東エリアへの進出を本格化させている。

「恋工房」の「くらべて.com」でのコラム記事(大阪・関西のカップリングパーティー)

その恋工房さんの会場から目と鼻の先のビルでは、(事業売却により現経営陣とは別組織ですが)創業当時に弊社もスタートアップをお手伝いしたアクーさんがイベントを開始。すでにその周辺で事業展開している事業者とあわせて、銀座の中心部数百メートル以内に数社のパーティー会場がきしめく激戦区となっている。

「アクー」の「くらべて.com」でのレビュー記事

その他(具体的なリリースがないと弊社からは公開できない情報ですが)複数のパーティー事業者が全国規模で開催エリアを大幅に拡大させるようす。また、結婚情報サービス事業者とパーティー事業者の連携も、この秋からさらに増えそう。

この時期、同業他社、隣接業界他社の動向は目が離せない。

2010年9月15日水曜日

自身の収入のみで生活する若年労働者(15~34才)、わずか44%

9月2日、厚生労働省は2009年の働く若者の雇用実態調査を発表した。

発表によると、自身の収入のみで生活する若年労働者は、わずか44%。46.8%が、親など自身の以外の収入に頼り、8.6%が自身以外の収入のみで生活している(不明0.5%)。

報道によると、今春卒業したが、就職しない大学生は10万人超。大卒者の5人に1人は就職しない。

日本は、生活に余裕のない若者が増え続ける厳しい見通しがある。

2010年9月13日月曜日

ウェブ検索行動に大きな影響を与える可能性も。米グーグル、新機能「Google Instant」をリリース

9月8日、米グーグルは、新機能「Google Instant」をリリースした。

新機能は、google.com(Google.com in English)において既に提供が開始されており、米国以外の地域でも近日中に、順次提供される予定とのこと。

「Google Instant」は、キー入力よりも早くに検索結果を表示させる、機能だ。以前のグーグル検索は、検索窓にキーワードを入力して、検索ボタンをクリック。次の瞬間に、検索結果が画面に表示される。一方、「Google Instant」が搭載されたグーグル検索では、検索窓に何か文字を入力した瞬間からグーグルの検索結果表示は始まる。すでに入力されたキーから最終的なキーワードを予測して、検索候補を提示。第一候補の検索結果を画面に表示する。例えば、「nike」と打ち込もうと、「nik」と3文字入力すると、検索窓の直下には「nike」の候補が(その他の候補も「nike」の下に「nike shoes」や「nike shop」など、いくつか表示されている。)、そして、画面には「nike」と検索したときの検索結果がリアルタイムで表示される。

最近発売の電子辞書を触れたことがあるとイメージしやすいかもしれない。電子辞書では、キーを入力するたびにリアルタイムで検索結果スペースに辞書引きの見出し語が絞り込まれていく。「Google Instant」は体感的に、それと似ている。

この機能のどこが、ウェブ検索行動に大きな影響を与えるかを簡潔に解説したい。
すぐに予想される大きな変化は、検索結果の1ページ目の重要性が高まり2ページ目以降を見る人が少なくなること。例えば、上記の例で言うと、キー入力は「nik」だけ。その後、カーソルを上下に移動させる操作で、画面は、瞬時に検索キーワード「nike」単独や「nike shoes」「nike shop」などで検索したときの結果に切り替わる。関連キーワードの組み合わせでの検索結果1ページ目が、簡単な操作で瞬時に表示されるなら、ユーザーは、改めてキーワードを打ち直す行動はしなくなるだろう。ビッグキーワードでの2ヘージ目表示よりも、ニッチキーワードでの1ページ表示のほうが、アクセスは集めやすくなりそうだ。

その他、いろいろな細かい変化も予想されるが、今日はこのへんで。

2010年8月9日月曜日

水曜アフター5の人出に注目!「水曜族」着実に増えています。

水曜日のアフター5。最近、飲食店などにサラリーマンやOLが多いのにお気づきだろうか。

水曜日の仕事帰り。居酒屋などで一杯、カラオケでストレス解消、エステでリラックス、などなど、街中での、各種サービス利用者が増える傾向にある。

その原因は、「ノー残業デー」。週の中日の水曜日に「ノー残業デー」を設定する企業は多く、その影響で、職場近くやターミナル駅周辺の繁華街に、アフター5を楽しむサラリーマンやOLが増えている。

仕事を早くに切り上げて、就業後の早い時間から居酒屋や遊戯施設に集まる。翌日に疲れを残さずにサクっと遊ぶ。これが「水曜族」の特徴。

景気低迷や巣ごもり傾向を受けて、マッチング業界もそうだが、どんな種類のイベントも、平日の集客は、以前より厳しい。パーティー事業者の中には、平日のイベントを開催しないことろも増えている。結婚相談所の中には、平日の相談会や説明会を開催しないところも増えている。

そんな中、平日イベントを開催スタートするなら、または、再開するなら、水曜日がオススメだ。「水曜族」を大いに取り込めるかもしれない。

2010年8月8日日曜日

花火シーズン到来。本年度ベストオブ花火サイト2つのご紹介

いくつか大きな大会が終わってはいるが、これから、まだまだ、花火大会が予定されている。


婚活パーティーやお見合いなどのイベントを日常的に開催するマッチング事業者として、夏シーズンの人の流れに大きな影響を与える花火大会のスケジュールは事前にチェックしておきたい。

そんな花火大会の情報収集に役立つ、株式会社くらべてドットコムの独断と偏見で選んだ、本年度ベストオブ花火サイトを、2つご紹介する。

ウェザーニューズ 花火天気Ch
Walkerplus 花火カレンダー2010

ウェザーニューズの花火大会特集は、全国約1000箇所の花火大会を網羅しており、大会名や地域、日程などで検索できる。Walkerplusの花火大会特集は、話題となる大きな花火大会を見やくレイアウト。雑誌記事のように見ていて楽しくなる。

最近は、花火大会で有料席が増えているという。旅行代理店各社が花火大会を盛り込んだパックツアーを企画するのと同様、大量の席を確保できるなら、花火観覧とからめたイベント開催も面白い。

2010年8月7日土曜日

<トレンドチェック!>結婚情報サービス&出会い系サイト

先々月、定例配信のニュースメールとこのブログで、結婚情報サービスについての記事を掲載したところ、予想外に好評だったので、第二弾を掲載する。


最近、マッチング業界では、婚活パーティーの開催が盛んだ。婚活パーティーを主要事業としている、お見合いパーティーやカップリングパーティーの事業者だけでなく、結婚情報サービスや出会い系サイトでも、婚活パーティーに重きを置く傾向にある。

「ノッツェ」を展開する株式会社 結婚情報センターでは、広告で、婚活パーティーのスケジュールを掲載しはじめた。
「ピュアアイ」「アイキューピッド」など出会い系サイトも、自社サイトを含む広告で、婚活パーティー開催を全面に押し出すようになっている。

「ノッツェ」の「くらべて.com」でのレビュー記事
「ピュアアイ」の「くらべて.com」でのレビュー記事
「アイキューピッド」の「くらべて.com」でのレビュー記事

婚活パーティーのマーケットは隣接業界の事業者も加わり乱戦模様。ただ、対立だけでなく、一部には、事業者同士のゆるやかな提携の兆しもある。今回の、マッチング業界内での婚活パーティーブームが、お見合いパーティーやカップリングパーティーの事業者のピンチとなるかチャンスとなるか。株式会社くらべてドットコムは、媒体社として、そして、1プレイヤーとしても、このトレンドに注目していくつもりだ。

2010年8月6日金曜日

ヤフーとグーグル、提携。グーグルは、検索エンジンの日本国内シェア9割に

27日、ヤフーは、同社が提供するインターネット検索サービスの要となる検索エンジンを、米ヤフー製から、グーグル製に切り替えることを発表した。同時に、検索と連動する広告システムにおいてもグーグル製を採用する。


検索エンジンにおける、最近の日本国内シェアは、大雑把に、ヤフー5割、グーグル4割。今回の提携により、グーグルは、ヤフーからの切り替え分と合わせて、検索エンジンと検索連動型広告システムの日本国内シェア9割となる。

ただ、両社の検索結果がまったく同じになるかというと、そうではない。ヤフーは、グーグル製による検索結果データを自由に加工する権利を有しており、ヤフー独自のコンテンツや機能と連動させて、見た目や機能性において、グーグルのサービスとの差別化をはかるという。また、検索と連動する広告についても、両社の間で、広告主や広告関連データは完全に独立して保持。営業面での競争関係は続く。

サイト運営側の実務面から、今回の提携を見ていこう。乱暴な言い方をすると、ヤフーとグーグルの2つあった検索エンジンが、グーグル1つになるので、完全移行後のSEOは、グーグル対策だけでよくなる。ただし、実際のところ、現在のSEO対策は、スニペットや映像、ローカル情報、カテゴリ情報などに及ぶことからコトはそう単純ではない。今後も、それぞれのサイト運営側が考える、最適な検索結果表示を得るために、それぞれの検索エンジンでの、ある程度の対策は必要となるだろう。

最後に、今回の提携そのものについて言及する。今回の提携発表に先立ち、提携する両社は、公正取引委員会に、独占禁止法違反とならないことを確認してはいるが、今後の経過によっては、確認をとったデータの前提事実を覆す情報が出て提携が解消に追いやられる可能性もある。つい最近も、決定的と思われたグーグルの中国事業撤退が、最後の最後で、やはり継続となった例がある。サイト運営者は、検索エンジンが完全に切り替わるまで、今回の提携の成り行きに注目したほうがいい。

2010年7月9日金曜日

「女子会」ブームを捉えたサービスが増えて、さらに拍車

女性だけで集まる「女子会」ブーム。

2008年末頃から「女子会」ブームがマスコミで取り上げられ、全国的な広がりをみせている。リーマン・ショックもなんのその、その後も、ブームは衰えることなく、最近では、ブームを捉えた企業各社のサービスも増えて、さらに拍車がかかっている。

オジサンたちのために「女子会」とは?をおさらいしておこう。
女子会とは、文字通り、女性だけで集まる、男子禁制の会。職場で日頃顔を合わせている同世代の女性が居酒屋やレストラン、バーなどに集まったり、古くからの女友達がメンバーのひとりの自宅で夜通しトークしたり、メンバーや形式はさまざま。女性上司主催の女子会などの例外を除けば、男性同士で飲み歩くのと同じで、特に目的もなく集まるのがふつう。

同世代の女性が集まること、本音トークをすること、人気のバーやレストランまたはシティホテルなどでドレスアップして集まるなどオシャレに盛り上がること、一般的に、「女子会」というと、そんなイメージの会を指す。働く女性が集まり本音トーク…映画「セックス・アンド・ザ・シティ」や米ドラマで見られるそんなシーンがなんらかの影響を与えているという。

働く女性など、お金を使う世代のブームということもあって、このブームに乗っかったサービスを打ち出す企業が増えている。

シティホテルやレストランなど、女性だけの集まりを気軽に楽しめ、だけど、ちょっとリッチな気分を味わえるプランを用意するところも多くなっている。アパレルメーカーは、女子会などでの利用シーンを想定した、ちょっとオシャレな部屋着を店頭に並べはじめた。

衰えをみせない「女子会」ブーム。イベント事業者の皆様も知恵を絞れば、このブームを捉えることができるのではないか。婚活ブームのときのように、イベント業界が盛り上がるきっかけとすることが期待される。

2010年6月15日火曜日

<トレンドチェック>結婚情報サービス

マッチング業界の中心的役割を果たす結婚情報サービスについて、大手各社の最近のサービス内容や宣伝など、トレンドをご紹介する。

大手各社は、まるで棲み分けを狙っているかのように、それぞれ異なるブランドイメージを構築しようと動いている。

■ツヴァイ
5月から、新聞広告や車中広告など、大々的にサービスの広告展開をしている。特に注目は、各種広告において「AEON」のロゴを大きく表示して、イオングループのサービスであることをアピール。イオングループのブランド力や唯一の上場企業であることを全面に打ち出して、なりふり構わずサービスの宣伝をし始めた。「(出会いの)オーダーメード」もキーワードにしている。競合他社との比較においては高級路線に近い。

「くらべて.com」の「ツヴァイ」レビュー記事

■ノッツェ
前回の定例ニュースメールでもご紹介したように「ノッツェネオ」の名称で、100円“ワンコインから始める婚活”サービスをスタートさせている。低価格路線または今話題の「納得消費」に対応した戦略を推進。

「くらべて.com」の「ノッツェ」レビュー記事


■オーネット
楽天グループのブランドを全面に押し出した広告&営業展開。成婚数や成婚カップルなどによる「実績」をアピール。

「くらべて.com」の「オーネット」レビュー記事

2010年6月8日火曜日

ぴあとセブンイレブンが急接近。セブンイレブンにてチケット販売&フリーペーパー配布

「チケットぴあ」でのパーティーチケット取り扱いや、雑誌「ぴあ」でのパーティー開催情報の掲載など、パーティー事業者の中には、「ぴあ」各種サービスと密接な繋がりがあるところも見受けられるので、「ぴあ」に関する最近の話題をまとめる。特に、イベント情報を掲載した新フリーペーパーの発行は注目だ。

■2009年12月 ぴあとセブン&アイグループ 業務・資本提携
ぴあ株式会社が発行する第三者割当増資をセブン&アイグループが引き受け、セブン&アイグループは、ぴあ株式会社における議決権割合を連結ベースで20%に。ぴあ株式会社はセブン&アイグループ持分法適用会社になった。「ぴあ」とセブン&アイグループと業務・資本提携を推進する。

■2010年6月 セブンイレブンにて「チケットぴあ」サービス
「チケットぴあ」はファミリーマートでの取り扱いを終了。セブンイレブンにてサービスをスタートさせた。

■2010年6月 「ぴあ」新フリーペーパーをセブンイレブンにて配布
「ぴあ」によるアーチスト情報を掲載したフリーペーパー「7(セブン)ぴあ」を全国のセブンイレブンで発行。「ぴあ」は、雑誌「ぴあ」とフリーペーパー「7ぴあ」で、イベント情報のリーチを高める。

2010年6月7日月曜日

気になる日程をチェック!梅雨入り、サッカー、参院選挙などなど

例年であればもうとっくに梅雨入りしているこの時期だが、今年は少なくともあと数日、梅雨入りしないようだ。今年の梅雨入り予想スケジュールなど、イベント事業者として、客足にも影響する気になるスケジュールを簡単に以下にまとめた。

■梅雨入り
<平年> 中国・近畿地方6月6日頃、東海・関東 6月8日頃
<昨年> 中国・近畿地方6月3日頃、東海・関東 6月3日頃
<今年> 6月10日頃?※全国的に遅れている

■サッカー日本代表W杯日程
6/14(月)スカパー放送時間 22:25~
6/19(土)スカパー放送時間 19:55~
6/24(木)スカパー放送時間 26:55~

■参議院選挙
6/24(木)公示
7/11(日)投開票
 
<訂正補足>
定例配信ニュースメール(6月7日配信)に参議院選挙の日程に誤りがあったので、このブログでは訂正して掲載しております。

2010年5月5日水曜日

労働法改正に動きアリ!改正労働基準法施行、労働者派遣法改正の見通し。

労働者の基本法である労働基準法が改正され4月1日より施行。
また、リーマン・ショック以降のいわゆる「派遣切り問題」で注目された労働者派遣法は、改正に向けて今国会で、改正案が審議されている。

改正労働基準法の目玉は、残業賃金の割増率の引き上げ。ただし、同法改正により対応を強いられるのは大企業のみ。中小企業は猶予期間があり、3年経過後に適用を検討することになっている。

改正労働者派遣法の動きに関しては、4月に掲載したブログ記で扱ったので、ここでは割愛する。

上記の改正の他、パートや契約社員といった契約期間を決めて契約する有期労働者に関わる法改正の議論が高まっている。人とも関わりが多い業界だけに、マッチング業界の事業者も要注目だ。

2010年5月4日火曜日

結婚情報サービス「ノッツェ」、100円“ワンコインから始める婚活”スタート

昨日の記事とちょっとだけ関連して、結婚情報サービスの「オンライン化」のニュースを紹介する。

結婚情報サービス大手「ノッツェ」が、“ワンコインから始める婚活”のキャッチコピーで注目を集める、携帯専用の結婚情報サービス「ノッツェネオ」をスタートさせた。登録料・月会費0円(無料)、相手への申込み1名につきワンコイン100円のサービス。

オンラインシステム的には「出会い系サイト」と、あまり変わらないが、オンラインの「結婚情報サービス」として、低価格でサービスインする点が新しい。「低価格化」「お手軽さ」「オンライン化」のサービスがウケる中で、結婚情報サービスとして、いち早く対応したカタチ。

“100円”“ワンコイン”ばかりが注目されて、業界人でもあまりよく知られていない料金体系だが、詳細は以下。登録料・月会費0円。相手への申込み1名につき100円。相手の写真閲覧1名につき200円。相手との専用メール開通1名につき1,500円。センターでのお見合い1名3,000円。

2010年5月2日日曜日

「ジオス」破綻。英会話スクールのビジネスモデル崩壊か

当時英会話スクール最大手「NOVA」(2007年10月会社更生法適用)に続き、その後の業界最大手「ジオス」も破産(4月21日破産申告)。最大手が次々と倒れ、英会話スクール市場は、混迷している。

英会話スクールのビジネスは壊滅寸前。「くらべて.com」編集部では、英会話スクールビジネスが落ちぶれたことの本質的なところは、オンライン英会話や英会話指導員紹介サービスなどによる、「サービスの中抜き」化があるとにらんでいる。旧来式の英会話スクールの経営が厳しくなっている一方で、IP電話等を使ったオンライン英会話や英会話の先生を希望者に紹介するビジネス事業者は増加の一途。また、オンラインでは、英語の動画や音声、コミュニティがあふれ、高い入会金と受講料を払って、わざわざ英会話スクールに通う必要性が薄くなっている。

ところで、NOVAは、サービス内容(=英会話レッスン)を宣伝するとき、「出会い」の要素を意識的におわせていた、と言われている。英会話スクールのビジネスは、語学習得者の「出会い」ニーズを隠し味にマーケットを広げていた。ネット以前の「出会い系」と言えるかもしれない。

今回、「ジオス」破綻の話題を、定例配信ニュースメールとこのブログで、大きく取り上げるのは「くらべて.com」編集部では、「結婚情報サービス」のビジネスが英会話スクールと同じ軌跡をたどる可能性を秘めているからだ。高い初期費用・会費によるリアルサロンでのサービス、サービスの中抜きを推進する隣接業界の存在、一定の会員規模に依存したビジネスモデル…英会話スクールとそっくりではないか。参考数字だが、結婚情報サービス最大手のオーネットは、10年1月現在の会員数が1年前に比べ1割ほど減っているという。

勝ち抜くためには、他のサービス業と同じく「低価格化」「お手軽さ」「オンライン化」が必要か。結婚情報サービスだけでなく、パーティーなどイベント事業者もうかうかしていられない。対岸の火事ではない。

2010年3月3日水曜日

マッチング業界にも「フリー」の波!?セッティング料金0円の合コン・セッティングサービス出現

マッチング業界大手の株式会社IBJは、3月2日より、合コン・セッティングサービス「コンパ de Piace」において、セッティング料無料0円の料金体系を本日よりスタート。

一般に合コン・セッティングサービスは、登録メンバーの合コン成立時に、男性1人3,000円程度、女性1人1,000円程度をとっているが、同社は、そのセッテング料を無料にした。

「くらべて.com」の「コンパ de Piace」レビュー記事

インターネット業界ならびにマーケティング職種において、「フリー」または「フリーミアム」という言葉が流行しているのはご存じだろうか。NHK出版『フリー』(クリス・アンダーソン著)で、紹介されてから注目されているキーワードでありビジネスモデルだ。説明しだすときりがないので、簡単すぎる説明にとどめるが、要するにGoogleやTwitter、YouTubeなどのように無料(フリー)をフックにしたビジネスモデルのこと。化粧品サンプルなどのマーケテング手法としての無料とはまったく違った「フリー」ビジネスが、世の中を席捲しつつあるという。ネットの世界だけでなく、「フリー」の潮流はリアル世界にも及ぶ。すでに、無料でCDを配布するアーチストの例は多数。ある航空会社は航空券を無料にするビジネスを検討しているという。

「コンパ de Piace」のビジネス構造は、おそらく純粋な意味での「フリー」ではないだろうが、「フリー」のトレンドを受けてのビジネス展開であることは間違いない。今後の経過が注目される。

2010年2月2日火曜日

ネット上の「出会い」。またまた、動きアリ!今度は、ツイッター「出会い」。

昨年12月配信の定例配信メールとブログ記事では、最近の「出会い」のトレンドとして、出会い系サイトは徐々に利用者が減る傾向にあり、ソーシャルゲームやアバターとして出会いのきっかけが増えていることを報告しました。

そうしたネット上の「出会い」ですが、一方では、「So-net SNS」や「キヌガサ」「Yahoo CU」「カフェスタ」などの有名コミュニティサービスが次々と終了し、一方では、最近また、新たなトレンドが生まれようとしています。

最近注目のネット上の「出会い」は、なんといっても、今をときめくツイッター関連のコミュニティ。ツイッターのハッシュタグを活用したり、ツイッターの外部サービスとして公開されたイベント開催支援サイトなどを使って、不特定多数の人によるオフ会が各地で開催されつつあります。そのうちに、出会い系サイトのようなサービスも出てくることは容易に予測できます。

2010年2月1日月曜日

mixiキーワード、ツイッターやFacebookのアカウント。御社のサービス名や会社名で取得しておきませんか?

今回は、ニュースではなくて、イベント事業者への、ちょっとしたご提案の記事です。

自社サービスや会社の効果的な宣伝・販促を目的として、また、なりすまして不当に利益を上げたり営業妨害してくる他社に対する防衛策として、自社サービスのブランド名や会社名のドメインを取得されている企業は多いことと思います。

例えば、「くらべて.com」を運営する弊社でも、kurabete.com の他に、kurabete.co.jp、kurabete.net、kurabete.biz、など、たくさんのドメインを保有しています。

この記事で提案することは、自社と関連のあるドメイン取得と同じように、mixiキーワード、ツイッターやFacebookのアカウントなどでも、関連する登録をしておきませんか?というものです。

商標やドメイン取得の価値を理解している事業者であれば、将来的にドメインや商標と同じような効果を持つ可能性のある以下のサービスにおいて、なにはともあれ、権利を取得しておきましょう。

●mixiの「mixiキーワード」においてサービス名称を登録
●ツイッターのアカウントでサービス名称を登録
●Facebookの事業者名でアカウントを取得

例えば、株式会社くらべてドットコムでは、mixiキーワードは、「くらべて」、ツイッターでは、「kurabete」を押さえました。Facebookでは、ボクの本名「北村将樹」を押さえました。もしも競合他社や弊社やボクになりすましてこれらを取得されたら面倒なことになるのでいち早く押さえました。

上記のアクションを起こすのにかかる必要は0円。無料です。費用はかからないので、(マッチング事業者が必ずしもITやネットツールに詳しくないとは承知してますが)意味不明でもいいので、実行されることをおすすめします。

mixiキーワードは、保険くらいの意味ですが…ツイッターでは、海外では、一部のアカウントが売買されていると言います。Facebookは、最近、日本市場でのSEO対策を進めているので、これからますます、社内の主要人物名のアカウントを取得しておく意味が出てくると予想されます。逆に、他社に取られると厄介な事態になるやもしれません。

将来的に多くの利用者が見込まれるサービスで、取得が早いもの勝ち唯一無二のアカウント名などは、保険の意味もあって、早めに手を打っておくにこしたことはないです。

2010年1月18日月曜日

「サクラ」を使った出会い系サイト運営の11名が詐欺容疑で逮捕

1月15日。警視庁と宮城県警の合同捜査本部は、出会い系サイト「ラポルテ」など複数サイトを運営する役員他男女11名を詐欺容疑で逮捕したと発表した。アルバイトを、いわゆる「サクラ」に仕立てて、出会いを目的とした会員から利用料をだまし取った疑い。警視庁によると、サクラ行為の出会い系サイトを詐欺で摘発するのは初めてとのこと。

パソコンや携帯を使った出会い系サイトの一部には、サクラ行為が未だに横行しているという噂も絶えないだけに、今回の事件が、今後の出会い系サイト業界において、どのような影響を与えるか注目される。