2009年6月24日水曜日

改訂特定商取引法の施行を控えて通信販売の返品表示を大きくするガイドラインを公開

訪問販売や通信販売など消費者トラブルの生じやすい取引を規制する特定商取引法の改訂法が年内に施行されるのに先立ち、経済産業省は 通信販売の返品表示に関するガイドラインを発表した。

ガイドラインでは、特定商取引法の対象となる通信販売による商品やサービスについて(結婚情報サービスや出会い系サービス、男女の出会いを目的とするパーティーの申込みも対象)、返品表示を大きく 分かりやすく告知することを求めている。
結婚情報サービスの事業者では、カタログや新聞・雑誌での広告での告知方法に、その他のマッチング系事業者では、ホームページからの申込み対応に関係してくる。

返品の特約事項は、広告やホームページの申込みサイトで、表示しておけばいい、というものではなくなった。
ただ、ガイドラインでは、表示位置や表示サイズなど、厳密に数値で 規定しているものではないので、最終的には事業者に裁量の余地が残されている。
今日、明日、対応しなければならない問題ではないかもしれないが、いずれにしても、トラブル防止のための返品表示のあり方が示されたわけなので、マッチングビジネス事業者は、ガイドラインを一読されることをおすすめする。

2009年6月23日火曜日

カップリングパーティーや異業種交流会に国の予算が付く?

小渕優子少子化担当相が中心となり進めている「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」は、6月に報告書をとりまとめた。
報告書には、少子化対策の具体的な方向性を示す10の提言が、それぞれ分かりやすく簡潔になされている。

10の提言のうち、異色であり、今回の提言全体を特徴づけているのが、「少子化対策の第一歩は”恋愛・結婚”から」という第1番目の提言。
要するに、少子化対策として「婚活」を支援していこうという方向性が示されている。
具体的な支援策にまで踏み込んだものではないが、「異性との出会い の場の提供」「異性とのコミュニケーション能力向上策」といったこと が、課題として上がっているようだ。

この報告書の内容は、年内にまとめる「少子化社会対策大綱」に反映される。国の政策として「婚活」支援が動き出せば、当然、予算がついて、カップリングパーティー、異業種交流会、結婚情報サービスなど、マッチング業界の企業には、政府補助(金)や政府や自治体からの事業受託で大きなビジネスチャンスとなるはず。

一方、政府予算の恩恵を受けるには、厳しい事業者の選定をクリアする必要も出てくるだろう。業界が注目されれば、サービスの安全性などを高める規制も出てくるかもしれない。
少子化対策が、マッチング業界各社にとって、ピンチとなるか、チャンスとなるか…。
いずれにしても、今後の動向は、要注目だ。

2009年6月17日水曜日

資金決済法が成立

以前に、このブログ「カップリングパーティー業界新聞」で、これから少額決済(正確には少額送金)が携帯電話やメールで簡単にできるようになりカップリングパーティーなどの集金方法にも影響が出るかもしれない、といった記事を掲載した。

過去の記事:「近い将来、パーティーの集金方法にも変化が?」

銀行以外の事業者にも送金業務を開放する「資金決済に関する法律」、いわゆる資金決済法が、6月17日の参議院で可決、成立した。
携帯電話やメールでイベント参加費やキャンセル料を送金いただく流れに、また一歩前進。

ニューヨークでも、お見合いパーティー

5月末から再放送を入れ数回、NHK・BS1で、
「ニューヨークウェーブ<マンハッタン流!婚活術>」という番組が
放送された。

番組の内容は、ニューヨークの中心部マンハッタンでの婚活事情を
地元テレビ局で看板番組も持つ恋愛トレーナーのレクチャーを
通して紹介する、というもの。

番組の冒頭は、ニューヨークで開催される”お見合いパーティー”
の会場から。ナビゲーターは、”お見合いパーティー”と紹介したが、
身なりのきちんとした独身男女が集まるそのイベントは、
テレビ画面で見る限り、日本式のお見合いパーティーとは異なり、
どちらかというと異業種交流会に近いパーティーに見えた。

ニューヨークでも、”お見合いパーティー”や日本で言うところの
「婚活」にあたる活動は、活発におこなわれている、とのこと。

ところで、このブログご覧のマッチング業界の方々は、
アメリカ式のお見合いパーティーである「Speed Dating(スピード
デイティング)」をご存じだろうか。
日本でも、最近、「Speed Dating」をキーワードにした、お見合い
カフェやイベントが登場している。
「くらべて.com」でも、そのニューヨーク式のお見合いパーティー
の要素をイベントに取り入れているパーティーブランド「NYSD」
のレビュー記事を掲載している。

「NYSD」の「くらべて.com」でのレビュー記事

カップリングパーティーの新たなトレンドの可能性として、業界人
なら要チェックだ。

2009年6月12日金曜日

「match.com」が「婚活」新サービスを発表して注目。マッチングサービスにおけるPRという宣伝・販促方法。

マッチングサイト「match.com」が、6月中旬に「婚活」新サービス を発表した。
もともと、「match.com」のサービスは、男女の出会いを目的としたサービスだか、これまで提供していたのはインターネットでの条件検索を中心とした交際相手のマッチング。新サービスは、もう一歩踏み込んで、真剣に結婚を考えているメンバー向けに、「初顔合わせ」までをサポートする。オープン当初の料金は、90日間コースで2万円、他。

「match.com」の新サービス自体も、マッチング業界の事業者なら、それなりに興味をひく要素はあるが、株式会社くらべてドットコムとしては、その宣伝・販促方法に注目している。

この「match.com」のサービスは、たびたび、テレビや新聞、雑誌で 取り上げられる。大手PR会社を使っての販促・宣伝活動であることは間違いないが、それにしても非常にうまくサービスPRを活用している。
自社のニュースリリースや「match.com」サービス関連のことが、テレビや新聞、雑誌で記事として取り上げられる、その宣伝効果は計り知れない。今回のニュースリリースもネットニュースをはじめ、新聞、雑誌で取り上げられている。
結婚情報サービスの事業者など、よく、広告を出したくとも出す媒体やスペースがない、ということを聞くが、PRを活用するというのも、いい戦略だ。

ちなみに、株式会社くらべてドットコムの代表であるわたくしは、サラリーマン時代にIT系大手の企業広報として、テレビや雑誌の記事取りを専門に活動していた時期があり、PR業務に精通している。(とはいえ、弊社がPR案件を業務として受注すことは、やらないと思いますが)情報提供が必要であればお問い合せを。

2009年6月11日木曜日

日経新聞にエクシオ、Rush他が紹介される

日経新聞6月11日夕刊に、「ネット婚活したい人のためのサイト」
としてカップリングパーティーの「エクシオ」(エクシオジャパン)、
合コン・セッティングサービスの「Rush」(IBJ)、
ネットの結婚情報サービス「エキサイト恋愛結婚」(エキサイト)
が、取り上げられていた。

「エクシオ」の「くらべて.com」でのレビュー記事
「Rush」の「くらべて.com」でのレビュー記事

ネットの婚活がテーマになっているのに、カップリングパーティーや
合コン・セッティングサービスがフォーカスされているのに違和感を
おぼえたが、トラブルの多いネット系の出会い系サイトや
結婚情報サービスをあまり話題にしたくないというような、そこは、
日経新聞ならではの事情によるものだろう。

なにはともあれ、日経新聞の全国版でのカップリングパーティーや
合コン・セッティングサービスの会社が大きく取り上げられたことは
そのこと自体が、マッチング業界人には、嬉しいニュースだ。

「婚活」ブームののっかって、カップリングパーティーや異業種交流
パーティー、お見合いパーティー、合コン・セッティングサービスなど
どんどんメジャーになって欲しい。

2009年6月8日月曜日

今年の梅雨情報

気象庁が発表した、平成21年度の梅雨入りは、沖縄で5月18日頃。例年
より10日遅く、昨年よりも4日早い。なお、気象庁によると、昨年の
近畿地方の梅雨入り(梅雨明け)は5月28日頃(7月12日頃)。
関東甲信地方は、5月29日頃(7月19日頃)。

関東では、このところ、梅雨入りしたかと思える天気が続いたかと
思ったら、昨日の日曜は、梅雨明けしたかと思えるカラッとした天気と
なっていた。

天気情報サイト各社の今年の予想によると、近畿地方・関東地方ともに、
梅雨入りは今週あたり。梅雨明けは、7月中旬。例年よりも、梅雨入り
の時期は遅く、梅雨明けの時期は例年どおりの予想で、梅雨の期間、
若干短くなる、という。

2009年6月3日水曜日

新検索エンジン「Bing」登場!

カップリングパーティー事業者もネットを使った集客が当たり前
になってきているので、新検索エンジンの話題を少し。

5月末よりリリースが予告されていた、マイクロソフトが提供する
新検索エンジン「Bing」が、予定どおり6月3日よりスタートした。

Bing

上記の「Bign」の専用サイトよりも、マイクロソフトが運営する
ポータルサイト「MSN」の検索窓から「Bing」を使ってみた方の
ほうが多いかもしれない。

「Bing」は、これまで、マイクロソフトが開発していると噂されて
いた開発コードネーム「kumo」とした新検索エンジンが待望久しく
お披露目されたもの。
満を持してのリリースに…さて、検索エンジンのシェアに影響を
およぼすほどの存在になるだろうか。

「Bing」の特徴のひとつは、垂直検索や統合検索と呼ばれるものの
ようだ(Googleでは、ちょっと違ったインターフェイスで、すでに、
ある程度実現されているが、キーワードを入力すると、検索結果に
サイトだけでなく、関連する映像や地域情報などが表示される)。
日本版「Bing」は、まだ実装されていないが、アメリカ-英語版
「Bing」では、例えば「digital camera」と入力すると、検索結果の
メニューに「Shopping」「Brands」「Types」「Top10」「Repair」
「Accessories」「Images」「Videos」などのリンクが現れ、さらに詳しい
検索を提示する。「digital camera」を購入したい人は、
「Shopping」リンクからショッピングサイトに、「digital camera」
のブランドを調べている人には「Brands」リンクからメーカーサイト
に誘導する。

一方、Googleは、5月上旬に、パーソナライズされた検索を支援する
機能として、検索結果のカスタマイズを可能にしている。
検索結果で、特定のサイトの順位を上位表示にしたり、検索結果から
除外したり、コメントを追加したりできる。
もちろん、順位を上位表示したり除外したりしても、自分のGoogle
検索結果画面においてのみ有効で、他人の自然検索には影響はない。
ただ、ユーザーのコメントは一般にも公開されているし、順位を
上位表示したり除外したりした回数はカウントされているので、
ユーザーのカスタマイズの傾向は、ヤフーの検索結果画面に表示
されるブックマース数のような影響力は出てくるかもしれない。

2009年6月1日月曜日

コンパdeピアーチェ、友達紹介キャンペーンを実施

合コン・セッティングサービスの「コンパdeピアーチェ」が、いわゆる
友達紹介キャンペーンを実施している。

「コンパdeピアーチェ」の「くらべて.com」でのレビュー記事

どんな商材でも、すでにその商品を購入して気に入っているユーザー
を販促に巻き込んで、ユーザーの知り合いに、商品を利用してもらう、
いわゆる友達紹介キャンペーンは有効なものだ。
ただ、マッチング業界では、あつかう商材が、そのユーザーにとって
非常にプライベートな問題である「恋愛」や「結婚」と関わるものだけに、
なかなか、口コミを媒体として利用する、いわゆる友達紹介キャンペーン
を使った販促事例は、ほとんど見かけることがなかった。

今回、「コンパdeピアーチェ」が実施したキャンペーンは、
1人参加合コン(複数人どうしの男女グループをマッチングさせる
一般の合コンと違い、1人参加者ばかりを一同に集めた合コン。
カップリングパーティーや異業種交流会に形式は近いといえる。)に
おいて、友達を誘って2人で参加すると、誘った友達のシステム利用料が
無料になる、というもの。
ただし、キャンペーンは、東京は女性のみ、大阪は男性のみと対象が
限られている。
6月1日(月)~15日(月)の2週間のキャンペーン。
うまく機能するものなのか、利用者のウケはいいものなのか、
業界人としては、たいへん興味深い。