2010年5月2日日曜日

「ジオス」破綻。英会話スクールのビジネスモデル崩壊か

当時英会話スクール最大手「NOVA」(2007年10月会社更生法適用)に続き、その後の業界最大手「ジオス」も破産(4月21日破産申告)。最大手が次々と倒れ、英会話スクール市場は、混迷している。

英会話スクールのビジネスは壊滅寸前。「くらべて.com」編集部では、英会話スクールビジネスが落ちぶれたことの本質的なところは、オンライン英会話や英会話指導員紹介サービスなどによる、「サービスの中抜き」化があるとにらんでいる。旧来式の英会話スクールの経営が厳しくなっている一方で、IP電話等を使ったオンライン英会話や英会話の先生を希望者に紹介するビジネス事業者は増加の一途。また、オンラインでは、英語の動画や音声、コミュニティがあふれ、高い入会金と受講料を払って、わざわざ英会話スクールに通う必要性が薄くなっている。

ところで、NOVAは、サービス内容(=英会話レッスン)を宣伝するとき、「出会い」の要素を意識的におわせていた、と言われている。英会話スクールのビジネスは、語学習得者の「出会い」ニーズを隠し味にマーケットを広げていた。ネット以前の「出会い系」と言えるかもしれない。

今回、「ジオス」破綻の話題を、定例配信ニュースメールとこのブログで、大きく取り上げるのは「くらべて.com」編集部では、「結婚情報サービス」のビジネスが英会話スクールと同じ軌跡をたどる可能性を秘めているからだ。高い初期費用・会費によるリアルサロンでのサービス、サービスの中抜きを推進する隣接業界の存在、一定の会員規模に依存したビジネスモデル…英会話スクールとそっくりではないか。参考数字だが、結婚情報サービス最大手のオーネットは、10年1月現在の会員数が1年前に比べ1割ほど減っているという。

勝ち抜くためには、他のサービス業と同じく「低価格化」「お手軽さ」「オンライン化」が必要か。結婚情報サービスだけでなく、パーティーなどイベント事業者もうかうかしていられない。対岸の火事ではない。