イベントや婚活のマーケット、理屈的には男女の出会いも含めて、出会いを創出するビジネスはなくならないはずですが、実際問題、微妙な情勢。
旧来式の出会いパーティーや結婚相談所などのサービスは、正直、どんどん厳しくなっていくのではないかと予想します。
男性も女性もサービスに対する目がシビアになり、財布の紐も固い。独身ではなおさら。
一方で、上の別記事で言及したように、独身者、つまり独身世帯数はどんどん増えています。イベント消費、婚活消費というビジネス分野に限ると縮小している印象のマーケットも、単身世帯マーケットというライフスタイルで見れば成長マーケットとなります。そして、イベント事業者は、その単身世帯マーケットにダイレクトにアプローチできる非常に有利なポジションにいることになります。
業界も事業規模もまったく違いますが、単身世帯マーケットを攻略して、成功を収めている商品ジャンルがあります。ご存じ、いわゆる白物家電です。成熟産業で成長余地も乏しいと思われた洗濯機・冷蔵庫・電子レンジなどの、白物家電は、高級製品を中心に最近、大きく売上を伸ばしているそうです。勝因は、独身アラサー・アラフォーを狙ったこと。増える単身世帯を狙い、アラサー・アラフォーの強い家事へのこだわりを見抜いてプチドラム洗濯機やヘルシオなどこだわりの高級製品を投入。多くのヒット商品が出ています。
昔からあるお馴染みの白物家電がブレイク。なんとなく、イベントと通じるものを感じたので記事にしてみました。イベント事業者や婚活事業者が、新規事業や新規企画を考えるときに「単身世帯マーケット」というマーケットのとらえ方は、何か役に立ちそうです。企画のヒントになれば幸いです。
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