2012年12月15日土曜日

地域活性目的・元祖「街コン」とビジネス「街コン」で対立

2012年12月現在、若者の間では日常的なイベントのひとつとなっている「街コン」だが、主催者の間で対立が起きている。
地域活性を目的とした地元商店組合等による「街コン」主催社とイベントビジネスとしての「街コン」主催社の対立だ。


 元祖「街コン」 vs ビジネス「街コン」

このブログで2011年にはじめて取り上げたときに解説しているが(→「街コン」流行ってます)、元々「街コン」は、地元商店組合等が地域活性化策として開催された。宇都宮市の「宮コン」が先駆けとされる。

現在は、「街コン」の集客力に目を付けたイベント事業者が、地域活性化の目的を離れて純粋にビジネス目的で開催されるケースが多くなった。
「くらべて.com」の「街コン ポータルサイト」一覧ページに主要な「街コン」関連ページのリンクと解説があるが、上からいくつか読むだけで、その構図が見える。

「くらべて.com」の「街コン ポータルサイト」一覧ページ


 「街コン」有象無象

現在、地元商店街等の後援を受けた「街コン」と、純粋にビジネスを目的とする「街コン」を区別するのは難しい。
社団法人 日本街コン協会のように、地元商店街等の後援を受けた「街コン」主催社から構成される連合組織ができている。
一方、街コンのポータルサイト等を運営する民間の事業者が独自の認証組織と認証マークを作り普及をはかっているケースが出てきた。


 「異業種交流パーティー」と変わらない「街コン」。「街コン」言ったもの勝ち

ビジネス目的の「街コン」は、主催社の利益が目的だ。
当たり前だが、人数を集め、より売上を増やし、経費を減らして利益を出す。お題目として「地域活性化」は掲げることが多いだろうが、ソーシャルメディアでイベントを拡散し、より集客を集めるための方便である可能性もある。婚活を目的とした人を集める必要もない。イベント事業者が開催する街コンでは、参加者を独身に限定しない「街コン」もある。
地元活性化の目的と参加者を独身者に限定する意識が低いなら、ビジネス目的の「街コン」は、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌など大都市でイベント事業者が開催する「異業種交流パーティー」と変わらない。実際に、異業種交流パーティーを運営する事業者が「街コン」と称するイベントを開催することは珍しくない。そうした「街コン」は、「街コン」という名の「異業種交流パーティー」「出会いパーティー」だ。
「異業種交流パーティー」「出会いパーティー」は、主催社名とブランドを大きく打ち出してイベントを開催するが、「街コン」は開催する街(都市)を前面に押し出したイベントだ。イベントの責任の所在がはっきりしないこともあるだろう。それだけに、一般的な婚活を目的とした「婚活パーティー」や「異業種交流パーティー」よりも、よりタチが悪い。


 参加者は楽しければビジネス目的でも関係ない

参加者の立場で言えば、地域活性化の目的だろうと、ビジネス目的だろうと、楽しければ関係ない、という考え方もある。むしろイベントとしては、ビジネス目的としての「街コン」のほうが、変に地域活性化や地元商店への利益還元など考えないので、段取りがよく楽しく満足度が高い可能性もある。


 しかし、リーズナブルな元祖「街コン」

ゆくゆく調査したいところだが、「くらべて.com」編集部は、地元商店街等の後援を受けた「街コン」のほうが、ビジネス目的の「街コン」よりも参加費はリーズナブルで、集客もよく、満足度が高いと予想する。地元商店街等の後援を受けた「街コン」のほうが、運営に関わる人数も準備期間も、ビジネス目的のそれと桁違いだからだ。

なかなかできないことだが、「街コン」参加者は、参加しようとする「街コン」がどういった種類のものか確認した上で申込みたい。

「くらべて.com」編集部では、今後も、「街コン」に注目してブログ記事やコンテンツを充実させていくつもりだ。続報乞うご期待。