何十万もする通信講座や幼児教材、結婚式場、生命保険、などでお馴染みの販促方法だ。
資料請求させて、見込み客を特定(企業は見込み客の名簿を獲得)。電話やDM、訪問販売でセールスのアプローチをするというもの。
このネットで資料請求させるマーケティングだが、「結婚情報サービス・結婚相談所」サービスにおいてなくなりつつある。「結婚情報サービス・結婚相談所」事業者やそれら事業者に委託されたネット事業者が、そうした販促手法をやらなくなっている。
そもそも、消費者が、「結婚情報サービス・結婚相談所」に入会しようとする時、資料請求しなくなっている背景がある。
■■ SBIライフリビング株式会社、「結婚情報サービス・結婚相談所」の資料一括請求サイト終了
2014年12月、各種資料一括請求サイト(比較サイト)を手がける大手のひとつSBIライフリビング株式会社が、「結婚情報サービス・結婚相談所」資料一括請求サイトを閉鎖した。
資料一括請求サイトは、「比較サイト」として運営されるケースが多い。(あまり比較していないのだがwwww)
今回、サービス終了した「ALL結婚相談所比較」は、その典型。「ALL結婚相談所比較」は、ツヴァイ、オーネット、サンマリエ、パートナーエージェント、プライムマリッジといった「結婚情報サービス・結婚相談所」の資料を一括請求できるサイトだった。
■■ 「結婚情報サービス・結婚相談所」の資料一括請求サイト、減少傾向
「ALL結婚相談所比較」だけでなく、「結婚情報サービス・結婚相談所」の資料一括請求サイトは、サービス終了や取扱サービス減少(資料請求できるサービスが少なくなる)するところが目立つ。
2009年くらいがピーク。当時は、「結婚情報サービス・結婚相談所」資料一括請求サイトの新聞広告まで見かけた。
グーグルで「結婚相談所 資料請求」「結婚情報サービス 資料請求」等のキーワードで検索すると、3ページ目くらいまで「結婚情報サービス・結婚相談所」の資料一括請求サイトで埋まったものだ。
SBIの他、もう1つの「結婚情報サービス・結婚相談所」の資料一括請求サイト大手は、ウェブクルーやベーシック。ウェブクルーやベーシックの「結婚情報サービス・結婚相談所」の資料一括請求サイトはまだ営業している。
「くらべて.com」では、「結婚情報サービス・結婚相談所」の資料一括請求サイトも一覧にしている。他にどのようなサイトがあるのか、興味のある方は、チェックして欲しい。
【資料請求】「くらべて.com」の「結婚情報サービス・結婚相談所の一括資料請求&比較サイト」一覧ページ( http://www.kurabete.com/koibito/hikaku/index.html )
■■ ネットで資料請求しない消費者
「結婚情報サービス・結婚相談所」に入会しようとする時、消費者は、資料請求しなくなった。
文字はもちろん映像も音楽も、情報はリアルタイム&オンデマンドで入手するのが当たり前の時代。ボク自身、ネットで紙資料を取り寄せることに違和感を覚える。
以前は資料請求しなければ分からなかった料金体系も、今では各社のサイトに料金表を掲載するのがふつうになっている。
また、「結婚情報サービス・結婚相談所」サービスの低価格化や婚活アプリや婚活サイトなど「結婚情報サービス・結婚相談所」代替サービスの価格破壊の影響もあるかもしれない。
月額サービス料1万円以下の「結婚情報サービス・結婚相談所」もふつうにあるし、婚活アプリや婚活サイトは月数千円程度。「ALL結婚相談所比較」は、資料請求するほどの高額商品でもなくなった。
資料請求させるマーケティグは終わり、「結婚情報サービス・結婚相談所」各社のマーケティングによる差はまた1つなくなった。
「結婚情報サービス・結婚相談所」も、サービスの本質で勝負する時代に突入している。今後、消費者ニーズを汲み取った、よりよいサービスが生き残っていくだろう。
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