結婚情報サービス「ツヴァイ」を運営する株式会社ツヴァイは、6月下旬に2011年3月~5月の第1四半期の決算短信を公表した。
昨年同時期の純利益2400万円のところ、赤字2700万円。売上は、昨年同時期9億3700万円のところ、8億6100万円。8%減。
ただし、明るい兆しもある。IR情報によると、震災の影響で前年度を大きく下回った3月の会員数は、ゴールデンウィーク後に急速に回復。結果的に、第1四半期の新規入会者数は、前年同時期よりも上回った、と報告をしている。
マスコミ報道によると、震災の影響で、結婚願望が高まっている、とのこと。
楽観的に考えると、今回の「ツヴァイ」新規入会者数の増加は、そうしたトレンドを反映してのことで、マッチング業界全体にとって明るい兆しと言える。
ただ、一方で、震災直前「ツヴァイ」にしても通期での会員数減少を決算発表していたように、結婚情報サービス全体において会員減少傾向が推測されていた。悲観的に考えると、今回の「ツヴァイ」新規入会者数の増加は、単なる3月、4月の入会予定者が5月入会にズレ込んだだけの可能性もある。
結婚情報サービスを含むマッチング業界全体として、今後の婚活消費の行方を見守る必要がある。
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